お彼岸は、先祖への感謝の気持ちと改めて自分を反省するよい機会でもある。
菩提寺の資料によると、
”極楽浄土”は昼の長さと夜の長さが同じであることから、お彼岸は、”極楽浄土”に最も近い日。
”お彼岸”とは、波羅密多(はらみった)が語源であり、私たちが現在生活している迷い・不安・欲望・苦しみ等のある世界を”此岸”(しがん)と言い、反対にこの苦しみから離れた”さとりの世界”を”彼岸”と言う。
悟りの世界に一番近づける日と解釈した。
六波羅密という言葉がある。
1 布施(ふせ)・・・思いやりのある暖かい心で、人々のた
めに尽くすこと、施し、善行。
2 持戒(じかい)・・・決まりを守ること、常に反省を怠ら
ない、自己改善に努める。
3 忍辱(にんにく)・・・自分のわがままを抑えること、我
慢、たえしのぶは最上の心。
4 精進(しょうじん)・・・怠けることなく、たゆみなく努
力すること、自分に勝つこと。
5 禅定(ぜんじょう)・・・心静かに物事を見つめること、
飽きずに焦らずに進むこと。
6 智恵(ちえ)・・・仏教の心理をみきわめる力をつけるこ
と、何が本物かを知ること。
六波羅密を実践することで、少しでも悟りの世界を現実の世界にしたいものだ。
しかし、現実は「花より団子」ではないが、
「悟りよりも、おはぎ」かな・・・・。
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