赤ちょうちんの暖簾をくぐると、
八代亜紀に似たママさんに迎えられた。
「渋いな~」。
カウンターには、中島みゆき似の女性が一人で飲んでいる。
「渋いな~」。
どうすりゃいいのさこの私、
と思いながら、カウンターへ。
人見知りの私は、中島みゆきから一つ空けて席を取る。
山形の酒「出羽桜」を注文する。
一人寂しいので、カラオケをお願いする。
曲は『山谷ブルース』。
「今日の~仕事はつらかった・・・・。」
この歌がうけたのか、中島みゆきから声をかけられた。
「音痴なのね~」
「どういたしまして」
話のきっかけがつかめれば、後は流れに任せて・・・。
錦織圭の目的は世界一。
なんて、話題になると、
彼女は、税理士を目指しているという。
自分をしっかり持っている人だ。
目的を持っている人、命の炎のようなものを感じる。
ルソーやソクラテス、トマス・アクィナスも言っている。
”能動的な姿勢が生きる力だ。”
ところで、今週の一曲は、
『IL DIVO LOVE SONGS』
(アンダルシア~イル・ディ-ヴォ・ラヴ・ソング)
秋の夜長に、いい曲だ。
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