松井秀喜はいろいろな人達のお世話になってきたという。
その一人に、久保田五十一(いそかず))さん(70)がいる。
久保田さんは、バット職人。
松井は言う。
「このバットは呼吸している感じがする」。
久保田さんは樹木を選定するとき、幹に耳をあてる。
「水を汲み上げる音が聞こえるんです。生命力の強い木は音も力強く、良質のバット材になることが多いんです」。
職人の厳しい姿勢と愛情に満ちていることがわかる。
こんな記事を読むと、人は一人で生きているわけではないんだ。
多くの人の愛情に守られ、助け合って生かされているのだと思えてくる。
ところで、今日は立春。
立春だというのに平野部でも雪が舞っている。
そんなことを思っていると、雪山の写真が届いた。
「雪原にのびる影」。
細い幹に、目に見えぬ力強さが伝わってくる。
春はもうすぐだよ!
写真提供:志賀正義さん
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