豪華客船

オランダ客船、VOLENDAN(フォーレンダム)。
釧路港に入港したものを、旅先の長女が送ってきた。

旅といえば、岩城滉一が来春宇宙旅行へ行くそうだ。
費用は930万円を自費だそうだが、何ともうらやましいこと。

ところで、サン=デジェクベリの『星の王子さま』の中で、
王子はバラとけんかをして小惑星の旅に出る。
7番目の星、地球にもやってくる。
その中で、
「心で見なくっちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは見えないんだよ。」と言っている。

映画を観ていると、この言葉、ちょっと使ってみたいな、と思うことがある。

「きみの靴のサイズはいくつかね?」
「24です」
「4の階乗だ、実に潔い数字だ」。

そんなことを思い出しながら、『博士の愛した数式』を、ふたたび鑑賞した。
博士が、
「永遠の真実は目に見えないんだよ。目に見えない世界が目に見える世界をささえているんだよ。肝心なことは、心で見なくっちゃ」
そして、オイラーの公式 
eπi+1=0 奥深さに関心してしまった。

ちなみに、金子みすずは「星とたんぽぽ」の中で、
      ・・・・・・・
    昼のお星はめにみえぬ。
        見えぬけれどもあるんだよ、
        見えぬものでもあるんだよ。
      ・・・・・・・

でも、僕にとっては、豪華客船も宇宙旅行も、
まだまだ、夢の世界、夢で見るもの・・・。