先日気づいたのですが、地下鉄の車内にメトロ文学館というものがあること知りました。
メトロ文化財団が、癒しの空間を演出するために一般の方から詩を募集し、車内に掲載しているようです。
その中に、こんな詩がありました。
眠り姫
乗客のほとんどが若い女性で
しかも皆一様に
魔法にかけられたように
寝てしまっている
心地良さそうに
微かに傾き 俯き(うつむき) 仰向いて
揃って窓から入ってくる微風に
髪や薄いスカートのはしをそよかせて
安らかに 寝入っている
触れても起こしても
もう 彼女たちは
目を覚まさないかもしれない 野口恒生
機会があったらごらんください。
少しは癒されると思います。