秋をさがして
暑い熱い夏が過ぎ、秋がめぐってきた。
今年は冬が駆け足でやってきそうなので、少しでも多く秋を感じたく川辺を歩いた。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり)
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
(万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら))
春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)は有名だが、秋の七草はそれほどでもない。
川辺を歩くと、まず目に入ってきたのがオバナ(ススキ)・・・そして、真っ赤なヒガンバナ、青い空と白い雲、のこぎり屋根の工場跡。
色のない秋の空気を染めてくれた。
秋の七草は、ハギ・キキョウ・クズ・ナデシコ・オバナ・オミナエシ・フジバカマ。
漢字で書くと萩・桔梗・葛・撫子・尾花・女郎花・藤袴。
ちなみに、私が見つけた秋の七草は一つだけ。
次は山へ行くんべ~!