夏のなごり

夏のなごり        

 雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さにも負けず、すくすくと育ったスイカも残り一個となった。
 昨年食べたスイカがおいしかったので、種を保存しておいたものを面白半分で植えてみた。                 見事に実をつけ、なんと69個も採れた。とにかくやってみるものですね!

 今年の夏は、かき氷がおいしいかった。久々に小学生の頃の気持ちにもどった気がした。

 海も夏のにぎわいが、うそのように今は静かだ。中学生の頃、国語の教科書に載っていた詩を思い出す。

  私の耳は貝のから
       海の響きをなつかしむ
            ジャン・コクトー「耳」(堀口大学訳)

 ちなみに、私は群馬県人。群馬県は海なし県なので、特に潮の香りに敏感です。
 ところで、私は最近老眼になりましたが、耳も遠くなったような気がします。
 「少年老いやすく学なりがたし」。こまった、こまった!